名探偵コナン 1～3 巻

• 1～4巻（短いまとめ）

• 谷晶子（あきこ）：誘拐された少女
• 谷家の主人：晶子の父親
• 麻生：谷家の執事

薬で小さくなった新一は、警察に保護され、託児所に入れられそうになったので、脱出する。 自分の家の前まで来るが、入れない。そこへたまたま隣の阿笠博士が出てきたので、何とか自分が新一だとわかってもらった。 そこへ、蘭が新一を探しに来た。新一は見つかってしまったが、もちろん蘭はそれが新一だとはわからい。 阿笠博士は、子供の姿の新一を遠い親戚ということにして、蘭に預かってもらうことにした。新一は名前を聞かれて、 咄嗟に「江戸川コナン」と名乗る。毛利探偵のところにいれば、黒の組織の情報をつかめるかもしれないという目論見だ。

蘭とコナンが毛利探偵事務所に行くと、小五郎が誘拐事件だと言って出かけるところだった。コナンと蘭はそれについて行く。 依頼主の谷家は豪邸だった。執事の麻生によれば、黒ずくめの男が晶子をさらって言ったという。しかし、犯人が姿を見られていて、 かつ犬に吠えられていないのはおかしいということで、麻生に問いただすと、誘拐は狂言で、晶子は近くのホテルにいるという。

ところが、身代金として３億円よこせという電話がかかってくる。晶子はホテルから別の誰かに誘拐されたらしい。 電話口から聞こえた、煙突が見える学校の倉庫にいるという晶子の声を手掛かりに、コナンは犬のジャンボにまたがって監禁場所を探し当てる。 犯人は晶子を殺そうとしていた。コナンは助けようとするが、子供の姿では大人に太刀打ちはできず、コナンまで殺されそうになる。 そこに蘭が現れて犯人をやっつけたので、コナンと晶子は助かる。蘭は犬のジャンボに導かれて来たのだった。

• 1～4巻（短いまとめ）

• 沖野ヨーコ：アイドル
• 山岸：沖野ヨーコのマネージャー
• 池沢ゆう子：アイドル
• 藤江明義：角紅商事勤務、高校の時の沖野の彼氏

アイドルの沖野ヨーコが毛利探偵事務所にやってきて、ストーカー被害に遭っているという相談をする。 とりあえず部屋を調べてみようということになって、小五郎、蘭、コナン、沖野、山岸で沖野のマンションに行く。 部屋に入ると、背中に包丁を突き立てられて横たわっている男の死体があった。

目暮警部が捜査を始める。沖野の話だと、マネージャーの山岸が５日前に合鍵を失くしてから、 沖野の部屋に誰かが入った形跡があるらしい。コナンがソファーの下にイヤリングを見つける。 それは池沢ゆう子のものだった。池沢を呼んで問い詰めると、鍵は池沢が盗み、スキャンダルのネタを探していたと 白状した。そのとき、男が入ってきて襲われたので逃げたとのこと。

死体の男の身元が分かった。藤江という沖野の元彼だった。沖野は、もちろん死体を見た瞬間にそれが藤江だとわかっていたが、 山岸から藤江のことを言うなと言われていたので黙っていたのだった。

小五郎が山岸を犯人にしそうになったので、コナンは小五郎に灰皿をぶつけて気絶させ、阿笠博士に作ってもらった 変声機を使い、「初」眠りの小五郎を始める。藤江は、沖野に殺されたように見せて自殺していたのだった。 氷に刺した包丁の上に自ら背中から飛び降りたのだった。藤江は、沖野を愛していたが、山岸に付き合うのを止められていたのだった。 それでも忘れられなかった藤江は、沖野のマンションに来たところ、池沢がいた。藤江は、池沢を沖野と見間違え、逃げられて絶望し、自殺したのだった。

• 1～4巻（短いまとめ）

• 根岸正樹：小五郎が尾行していた髭面の男
• 阿部豊：根岸の生命保険受取人

コナンは小学校に通うことになる。学校帰りに、小五郎が髭面の男を尾行しているのを見かける。 ３日間尾行するだけで 50 万円という割の良い仕事だったようだ。

翌日、探偵事務所でテレビをつけていると、赤鬼村火祭で男の焼死体が発見されたというニュースが入ってくる。 その男、根岸正樹、はまさに小五郎が尾行していた男だった。根岸には 5 億円の生命保険が掛けられていた。 受取人は阿部豊という男だった。で、その阿部が小五郎に根岸の尾行を依頼していたのだから、阿部が最有力容疑者だった。

ところが、阿部にはアリバイがあった。月曜日から水曜日の夜までは、小五郎が根岸を尾行していた。 水曜日の朝から金曜日の夜までは、阿部は会社の社員旅行に行っていた。で、死体が発見されたのは木曜の夕方だった。

コナンは、海外に高飛びしようとしている阿部を駐車場に呼び出し、真相を突きつけ、自白を引き出す。 阿部は、根岸を火曜日の夜に殺していた。水曜日に小五郎が尾行していたのは、根岸に似た替え玉だった。 コナンは写真を見て、利き手が水曜日に変わっていることに気付いたのだった。阿部がコナンを襲ってきたので、 コナンはキック力増強シューズでタイヤを蹴って阿部を倒した。

• 1～4巻（短いまとめ）

• 広田雅美：父親探しをしている女、本当は宮野明美
• 広田健三：雅美の父親とされる男
• サングラスの探偵
• 広田明：兄探しをしている大男

広田雅美という女が父親を探してほしいということで、毛利探偵事務所にやってくる。 飼い猫の名前が「ゴウ」「カイ」「テイ」「オウ」で、ゴーカイテイオーという競走馬がいることから、 父親の広田健三は競馬好きだろうということになり、小五郎、蘭、コナンは、とりあえず競馬場に行ってみる。 すると、驚いたことに広田健三らしき男がいたので、尾行して家を突き止めた。

早速、雅美を健三のアパートに連れて行って会わせた。ところが、その夜、健三はアパートで首を吊っていた。 しかも、検死の結果、それは自殺ではなく、首を絞められてから吊るされていたことがわかった。

コナンは、阿笠博士に作ってもらった追跡メガネの発信機を雅美に付けていた。それをたどると パチンコ屋に行きついたが、パチンコ屋に雅美はいなかった。パチンコ屋には、大柄の謎の男がいた。

毛利探偵事務所の方をじっと見ている黒メガネの男がいる。小五郎が問いただしてみると、探偵だという。 彼の依頼人は、コナンがパチンコ屋で会った大柄の男だった。名前は広田明と言って、兄の建三を探してくれといいう依頼だったという。

そこで、コナンは、ふたたび追跡メガネで発信機を追う。その発信機は明に付いているかもしれないからだ。 するとホテルにたどり着いた。明がいるらしい部屋に行くと、鍵は開いており、中で明が毒殺されていた。 おかしなこともわかった。健三は東京出身なのに、雅美は父親が山形出身だと言い、明は兄が九州出身だと言っていた。 コナンは、ホテルで見かけた女が雅美だと気づいて、後を追う。

真相は以下の通り。10 億円強奪事件があり、その犯人が、広田健三、「雅美」、「明」だった。 健三が裏切って金を独り占めした。健三は、「雅美」と「明」に居所を突き止められ、「明」に絞殺される。 その後、ホテルで「明」が「雅美」に毒殺される。「雅美」は港で、黒の組織のジンとウォッカに会う。 「雅美」は妹を組織から抜けさせてくれと頼んだが、ジンに撃たれて死ぬ。「雅美」は、本当の名前を宮野明美といった。 宮野明美は、死ぬ間際、コナンに 10 億円はホテルのフロントに預けてあると言う。

• 1～4巻（短いまとめ）
• トラウマ（概要）

• 歩美
• 元太
• 光彦
• 昭夫
• その母親

概要はすでに書いたので、将来少年探偵団となる歩美、元太、光彦の登場の場面をまとめておく。

登場場面はいきなり冒頭。帝丹小学校で、歩美がコナンをお化け退治に誘う。四丁目の洋館に元太と お化け退治に行くらしい。元太は体格の良い少年である。光彦も誘われるが、光彦は「この科学の時代に そんなのがいるわけないよ‼」と全然乗り気ではない。ところが、光彦は元太に脅され、コナンは歩美に迫られて、 しょうがないので４人で問題の洋館に行くことになる。

• 1～4巻（短いまとめ）

• 籏本夏江：籏本家長男（将一）の娘
• 籏本武：夏江の新郎（婿養子）、財城勇夫の息子の財城武彦が本名
• 籏本豪蔵：籏本家当主、籏本グループ総帥
• 籏本北郎：籏本家長女（麻理子）の夫（婿養子）、籏本建設副社長
• 籏本祥二：籏本家次男、フランス料理シェフ
• 籏本一郎：北郎の一人息子、美大生
• 籏本麻理子：籏本家長女
• 籏本秋江：籏本家長男（将一）の娘、夏江の姉
• 籏本竜男：秋江の夫（婿養子）、ミュージシャン
• 鈴木賢治：籏本家執事

小五郎、蘭、コナンは、ある島からの帰りに定期船に乗り遅れて、籏本家の貸切船に乗せてもらう。 籏本家は、夏江と武の結婚式を島で執り行った帰りだった。籏本家には遺産相続の問題などをめぐって不穏な空気が流れている。

豪蔵が夕食になかなか現れないので、執事の鈴木が呼びに行くと、部屋で豪蔵が血を流して死んでいた。 刺殺のようだった。ドアの前に武が付けていた花が落ちていたので、武が疑われた。しかも、麻理子が武と豪蔵の 会話を立ち聞きしており、武が豪蔵に会社を乗っ取られて自殺した財城勇夫の息子だとわかって、皆が武を犯人だと疑う。 その結果、武は船の倉庫に閉じ込められる。

夜、コナンがデッキで変な音を聞いて、下に降りてみると、竜男が殺されていた。倉庫に行ってみると、武がいなくなっていた。 倉庫は内側からは開けられないはずなのに、なぜか鍵が開いていた。話が進むうちに、籏本家の全員に豪蔵を殺す動機があることが わかってくる。

一郎がトイレに行ってしばらく経った時、停電があった。一郎の叫び声がしたのでトイレに行ってみると、 一郎が血を流して苦しんでいた。暗闇で何者かに刺されたという。

コナンは真相を探り当て、小五郎に初めて麻酔銃を使い、秋江の部屋で眠りの小五郎推理ショーを行う。 犯人は一郎だった。一郎は夏江が好きだったので、結婚を許さなかった豪蔵と結婚相手となった武が憎かった。 そこで、豪蔵を刺殺し、花を落としておくことで武を犯人に仕立てようとした。これが第一の殺人だ。 次に、凶器の包丁を船外に捨てたところを竜男に見られてしまったので、口封じのために竜男を撲殺した。 これが第二の殺人だ。最後に、自分に疑いがかからないように、一郎は自分の太腿を刺した。

• 1～4巻（短いまとめ）

• 小川雅行：外科医
• 小川勇太：雅行の息子

毛利探偵事務所に外科医の小川がやってくる。毎月、おもちゃと 100 万円が送られてくるという。おもちゃは中古品だ。 今日に限ってはお金と手紙が来たという。手紙には「二千五百万円払い終わりました。引き替えにいただきに参ります」 と書いてあった。さらに、年に一度、8月3日にアサガオが病院に届くという。

コナンは、過去8月3日に関係のある患者をカルテの中から探す。その様子を見ていた蘭は、 コナンが工藤新一なのではないかと疑い始める。

コナンは、三年前の8月3日、小川医師の手術の後に5歳の荻野智也が死んだという記録を見つける。 ということは、「引き替えにいただきに参ります」とは、智也君の父親が小川医師の息子の勇太の命を奪いに 行くということだろう。そこで、コナン、蘭、小五郎、小川医師は幼稚園の近くの公園に急ぐ。 智也君の父親が勇太を殺そうとするのをすんでのところで思いとどまらせることができた。

蘭のコナンが新一ではないかという疑いは強まったが、阿笠博士に新一の声で蘭に電話してもらうことで コナンは新一とは別人だと信じさせることができた。