名探偵コナン 初登場エピソード特集

• 道脇正彦：米花大学学生
• 京極真：海の家のアルバイト、瓦屋旅館の主人の息子、杯戸高校空手部主将
• 寺林省二：海の家の客、実は千葉県警の刑事

園子、蘭、コナンが伊豆に海水浴に来ている。園子の狙いは、例によって良い男。

園子が道脇という学生にナンパされる。道脇は、園子と蘭を夕食に誘う。

前の晩、近くのレストランのそばの浜辺で茶髪の女性が腹部をメッタ刺しされて殺害されるという事件があった。 １年前にも同様の事件があったらしい。

夕食に出かけるとき、園子は財布を部屋に忘れてきたことに気付き、一人で部屋に戻る。 すると部屋に怪しい人影があり、園子はその謎の人物に襲われる。が、蘭とコナンが戻ってきて、 犯人が逃げたので危うく難を逃れる。

翌日昼間、園子、道脇、蘭、コナンは、近くで事件があったという海辺のレストランに行く。 園子は前の晩眠れなかったということで、一人で車の中で眠っていることにする。 すると、食事が終わったくらいに見ると、車がひとりでに動き出し、崖下に落ちそうになる。 蘭が窓ガラスを割って園子を救出する。

その後、園子、道脇、蘭、コナンは警察まで歩いて行くことになる。後ろからくる寺林を犯人だと勘違いした 一行は林に逃げ込む。ところが、寺林は刑事で道脇を追っていたのだった。道脇は園子を木陰に連れ込んで殺そうとする。 そのとき、京極が助けに入り、園子は難を逃れる。

道脇は、茶髪のチャラチャラした女性が嫌いで襲っていたのだった。さらに、園子に現場の写真を撮られたと思い込み、 殺害しようとしたのだった。車がひとりでに動き出したのは氷の楔を使ったトリックだった。

京極真が初登場。

京極は、海の家のアルバイトで、園子らが泊まっている瓦屋旅館の主人の息子でもある。 登場したときは、不愛想なアルバイト店員である。

京極は、なぜか園子のいるところに現れる。実は、園子のことが気になっていたのだった。

最後に、京極は、園子が刺殺されそうになるところを助け、犯人の道脇を空手でやっつける。 京極は、「蹴撃（しゅうげき）の貴公子」と呼ばれる空手の名手だった。

• 南条実果：直本賞作家
• 三瓶康夫：プロ野球球団オーナー
• 樽見直哉：音楽プロデューサー
• クリス・ヴィンヤード：女優
• 俵芳治：大学教授
• 枡山憲三：自動車メーカー会長、黒の組織のピスコ
• 呑口重彦：政治家
• 麦倉直道：アナウンサー

雪の中、灰原とコナンが学校からの帰宅途中、街を歩いていると、ジンの愛車黒いポルシェ356Aを見つける。 コナンは車に発信器と盗聴器を仕掛け、阿笠博士の車で追跡メガネを使ってポルシェを追う。 会話を聞いていると、夕方、杯戸シティホテルで誰かを殺すようだ。

ジンが盗聴器に気付く。そして、茶髪が落ちていたことから、シェリーが仕掛けたのだと推理する。

コナンと灰原は、杯戸シティホテルの「映画監督酒巻昭氏を偲ぶ会」に潜り込む。 コナンは、政治家の呑口が狙われているのだとにらむ。スライド上映のため会場が暗くなる。 大きな音がしたので、誰かが明かりをつけると、呑口がシャンデリアの下敷きになっていた。

事故に見えたが、盗聴したことから、コナンは黒の組織のピスコによるのだとわかっていた。 ピスコは参加者の誰なのか？手がかりは、シャンデリアの鎖の破片と紫のハンカチだ。 報道陣が押し寄せる混乱の中、灰原がピスコに捕らえられる。

灰原は、酒蔵の中で目を覚ます。酒蔵にはほかには誰もおらず、鍵がかけられていた。 灰原は、コナンに連絡を取る。コナンは、灰原に、酒蔵の白乾児（パイカル；No.25「外交官殺人事件」で出てきた） を飲むように指示する。灰原は、ピスコのパソコンからアポトキシン4865のデータをコピーする。 そのとき、白乾児の効果で、灰原の体が元に戻る。

ジンとウォッカは、ピスコのパソコンの発信器を利用して酒蔵を見つけ出す。しかし、誰もいない。 灰原（シェリー）は、暖炉から続く煙突を登った。そして、屋上に到達した。ところが、そこにジンが待ち構えていた。 ジンは灰原（シェリー）の髪の毛を見つけていたのだった。灰原（シェリー）は撃たれるが、コナンが屋上に行ってジンに麻酔銃を撃つ。 その隙に灰原（シェリー）は煙突を落ちて再び酒蔵に戻る。すると、灰原は子供の体に戻る。

そこにピスコ（枡山）が戻ってくる。ピスコが灰原を殺そうとしたところで、コナンがピスコに推理を述べる。 ピスコがシャンデリアを銃で撃って落としたのだと言い当てる。ピスコがコナンを撃とうとしたところで、 ピスコのタバコの火が酒に引火して、火災になる。その隙にコナンは灰原を連れて逃げる。

ジンが煙突を伝って降りてきて、ピスコのへまをなじって射殺する。

ベルモットが初登場。

「偲ぶ会」の一参加者として、アメリカの有名女優のクリス・ヴィンヤードが登場する。

その後出てくるのは最後の方の場面。ジンの車にクリスが乗っており、ジンはクリスのことをベルモットと呼んでいる。 ベルモットは、女優をしばらく休んで日本に留まると言う。

• 服部静華：服部平次の母親（旧姓 池波）
• 柴田四朗：静岡の高校の体育教師
• 吉川竹造：柴田四朗の麻雀仲間
• 柴田恭子：柴田四朗夫人

概要はすでに書いたので、 ここでは、コナンが気づいた依頼人服部静華の嘘をまとめておく。

1. 気管支が弱いのに、糸くずが舞う編み物が好きだと言った。
2. 魚の切り身を見ただけで種類がわかるのは料理好きなはずなのに、料理が苦手だと言った。 これは指輪の跡を隠すための薬指の絆創膏を胡麻化すためだった。
3. 既婚者なのに、独身だと言った。コナンは、指の形や薬指の絆創膏からそうだと判断した。 この嘘は子供がいることを隠すためだった。
4. 小説『雷神の門』の中にレイコという登場人物がいると言ったが、そんな登場人物はいない。 喫茶店で「冷コー」と言いかけたのを、大阪人とバレないように胡麻化したのだった。

服部平次の母親の静華が初登場。

静華は、すこぶる美人の依頼人として毛利小五郎探偵事務所に現れる。池波と名乗り、独身だと言う。 中学校三年生の時に剣道大会で準優勝したという。

横溝参悟刑事が任意同行を願うと、逮捕状を裁判所に発布してしてもらってからにしてくれときっぱり断る。

犯人の恭子が自暴自棄になって刀を振り回したときは、扇子で刃を受け止める。

• 二人組のバスジャック犯
• 小林：バス運転手
• 町田安彦：補聴器を付けた乗客
• 富野美晴：ガムを噛んでいる乗客

概要はすでに書いたので、 ここでは、このエピソードに出てくる豆知識をまとめておく。

• ジンとベルモットを混ぜたカクテルがマティーニ
• トカレフは撃鉄を軽く起こして中間で止めると安全装置がかかる （ ハーフコックという仕組みらしい）

赤井秀一が初登場。

マスクをしてバスの最後部座席に座る謎の人物として登場。ここでは目立った役割をしていない。

最後に、誰かに謎めいた連絡をしている「2月23日、不測の事態により追尾続行不能…標的は現れず…後日改めて調査を再開する…以上…」

• 伴場頼太：新郎
• 加門初音：新婦
• 春岡参治：客、伴場に依頼された探偵
• 安室透：初音に依頼された探偵

概要はすでに書いたので、 ここでは、推理のポイントとなった異性一卵性双生児とターナー症候群についてまとめる。

受精卵の性染色体が XY(男) の場合に、それが多胚化するときに一方の Y が欠落して XY(男) と XO(女) の異性一卵性双生児が生まれることがある。 XO の女性は ターナー症候群となる。

安室透が初登場。

レストランのバイトのウエイターとして登場。出てくるなり（わざと）ケーキをひっくり返して新郎の服と靴を汚す。

事件後、新郎から、新婦と密会していたと言われると、自分は新婦に雇われた探偵だと言う。 春岡が新郎に雇われた探偵であることも見破っている。

安室は伴場が犯人だと推理するが、眠りの小五郎に覆されてしまう。そこで、安室は小五郎に弟子入りを志願する。