名探偵コナン 赤井秀一特集 Vol.3

• 福浦千造：パーティー主催者
• カルバドス：黒の組織のスナイパー

概要はすでに書いたので、 ここでは仮装パーティーに出てくる怪物どもの由緒と誰が変装していたかについてまとめる。 こうした怪物はアメリカ映画の影響が大きいようである。

赤井秀一が出てくるのは最終話の File 10。ジョディが殺されそうになった時、登場する。 彼は、スナイパーのカルバドスの足を折っていた。さらに、ベルモットを銃撃して彼女のあばらを折った（彼女は防弾着を着ていた）。 カルバドスはその後自決。赤井は、灰原と顔を合わせるわけにはいかないと言って、すぐに去る。

• 安東諭：８号車Ｃ室乗客
• 能登泰策：８号車Ａ室乗客
• 出波茉利：８号車Ｅ室乗客
• 小蓑夏江：８号車Ｄ室乗客
• 住友昼花：８号車Ｄ室乗客、足の悪い小蓑の付き添い
• 室橋悦人：７号車Ｂ室乗客
• 毛利小五郎：８号車Ｂ室乗客

少年探偵団、阿笠博士、JKトリオ（蘭・園子・世良）、小五郎が鈴木財閥が所有するミステリートレインに乗ることになる。 といっても、時刻表から名古屋行きだとファンにはバレバレらしい。車内で行われる推理クイズが人気のようだ。

推理クイズでは、少年探偵団が探偵役に選ばれたという手紙が届く。７号車Ｂ室で事件が起こるというので行ってみると、 乗客の室橋が銃撃されるところだった。少年探偵団はこれは演技だと思って、犯人を追う。 犯人を見失って、車掌と雑談をすると、推理クイズはあと１時間後だと言う。すると、さっきの銃撃は本物、 ということで、７号車に戻ってみると、そこは８号車で、７号車がいつの間にか消えていた。

実は７号車が消えていたのではなく、８号車Ｂ室にいた JK トリオが指示カードによって７号車Ｂ室に 来ていただけのことだった。入れ替わりに７号車Ｂ室にいた室橋は８号車Ｂ室にいるはずだった。そこで JK トリオと少年探偵団が８号車Ｂ室に行ってみると、室橋が銃殺されていた。しかも、ドアにはチェーンロックが かかっており、密室だった。

鈴木治郎吉の鶴の一声で、列車は名古屋まで止まらないことになったので、小五郎が捜査をすることになる。

灰原に、ベルモットからメールが届く。灰原は、この姿で殺されるわけにはいかないと、解毒薬を飲もうとする。 その時沖矢が現れるが、灰原は逃げる。

ベルツリー急行の８号車が１等車になったのは、鈴木治郎吉の友人の資産家のリクエストがあったらしい。 資産家は火事で亡くなり、８号車に乗っているのはその火事で助け出された人々だった。小蓑、住友、能登、安藤、出波が そうだった。コナンは、なぜか住友、能登、安藤、出波に廊下を走ってもらう。

コナンは眠りの小五郎推理ショーで謎解きをする。まず、Ｂ室は密室になっていなかった。チェーンロックの鎖の数が多く、 外からでもチェーンロックをかけることができた。次に、犯行が行われたＢ室はそのとき車掌がいたＥ室からは見えないようにしてあった。 それは、Ｃ室の扉の内側に鏡が貼ってあり、その扉を開けて廊下をふさいでいたからだった。というわけで、 室橋殺しの犯人は、鏡を持っていたＣ室の安東だった。動機は、5 年前の火事の放火犯が室橋であることに気付いたこと。 安東はその火事で妻を亡くしていた。

Ｂ号室から煙が出て、人々が前の車両に逃げる。煙は、リモコンでベルモットが発煙筒に点火して出てきたものだった。 一方、宮野志保（元の姿に戻った灰原）は８号車に向かい、そこで待ち構えていた安室透（バーボン）に会う。 安室は宮野を貨物車に逃がす。貨物車を切り離して、後で宮野を確保する予定だった。ところが、 貨物車にはベルモットが爆弾を積んでおり、爆発。実は、この宮野は怪盗キッドの変装で、キッドは間一髪ハンググライダーで難を逃れた。 実は、もともと住友は怪盗キッドの変装、小蓑はその手下の変装だった。コナンはキッドに宮野に変装するよう依頼したのだった。 灰原は、７号車Ｂ室で工藤有希子が保護していた。というわけで、コナンは、ベルモットとバーボンを出し抜いて、 灰原を守り抜いた。

列車内には赤井秀一似の火傷の男がうろついている。灰原はそれに気付く。安室も沖矢も別に登場しているので、 これは安室透でも赤井秀一でもない。世良と会ったとき、彼は「真純」と名前で呼ぶ。そして、世良をスタンガンで気絶させる。

赤井似の男は、ベルモットの変装だった。そのことに工藤有希子（これも変装している）が気付いた。

沖矢は、気絶している世良を元の部屋に戻す。

安室が宮野（実はキッド）を貨物車に追いやったとき、貨物車を手榴弾で切り離す赤井似の謎の人物が登場する。 これが本物の赤井だったことが、85 巻 File 5「緋色のエピローグ」で明かされる。

一番最後のコマは沖矢がニヤリとした顔で締めくくられる。

• 澁谷夏子：小学校教師
• 菅本佳晴：小学校教師
• 植野晶代：児童の保護者
• 神立文幸：児童の保護者

すでに概要と 公安に関する関連事項を 書いたので、ここでは〇×マークについてまとめる。

試験の採点の時に、正答が〇で誤答は×とするのは日本だけというのは、雑学的知識としてはポピュラーなもの。 Yahoo 知恵袋に 比較的親切な答えがあった。これによると、欧米では正答はチェックマーク（✓）か何も書かない、誤答は 決まったマークがないようである（本エピソードの澁谷先生は、注意せよという意味で〇を書いていた）。

このエピソードには赤井秀一は出てこない。本特集の入っているのは、次のエピソードの 前後関係がわかるようにするためだろう。

安室透（バーボン）がベルモットと組になって、 楠田陸道が車の中で拳銃自殺したことをキャメルから聞き出す。

すでに概要と ホームズとの関連事項を 書いたので、ここではこのエピソード内での沖矢昴についてまとめる。

安室とジョディは、いろいろ推理して赤井秀一が死んでおらず、沖矢昴が赤井の変装であろうと考える。 これは正しかったのだが、このエピソードで最初に出てくる沖矢昴は、赤井秀一ではなかった。 実は、工藤優作の変装であった。

File 5「緋色のエピローグ」で、沖矢昴は、工藤有希子の指南で赤井秀一が変装した姿であることが、 ジョディとキャメルにも明かされる。ジェイムズには以前からそのことが明かされていた。

赤井秀一は、来葉峠に来ているキャメルとジョディの車の後部座席からなぜか突然出現する。 そして、追ってくる公安の車に向かって拳銃を撃って、タイヤをパンクさせる。 公安のところに戻り、この拳銃は楠田陸道が自殺に使ったものなので調べてくれと、公安に渡す。 そして、公安の電話を借りて安室透に相手を間違えるなと語りかける。