スマホアプリ「サンデーうぇぶり」で、「名探偵コナン 警察学校編」単行本出版記念に出された諸伏景光(ひろみつ)特集。 最後のエピソード以外はすでに読んでいるので、それらのエピソードに関しては、諸伏に注目してまとめる。
著者 | 青山 剛昌 |
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シリーズ | 少年サンデーコミックス |
発行所 | 小学館 |
電子書籍 | |
初掲載 | 2020/02/22--2020/10/10 |
入手 | アプリ「サンデーうぇぶり」 |
読了 | 2020/12/23 |
スマホアプリ「サンデーうぇぶり」で、「名探偵コナン 警察学校編」単行本出版記念に出された諸伏景光(ひろみつ)特集。 最後のエピソード以外はすでに読んでいるので、それらのエピソードに関しては、諸伏に注目してまとめる。
巻 | 事件名 | Files | 以前の読書録 | 諸伏景光の登場場面 |
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88, 89 | 仲の悪いガールズバンド | 10 ガールズバンド、11 消された手がかり、1 死角での犯行 |
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諸伏は、世良の回想の中で、兄の赤井秀一の友人として出てくる。このエピソードでは、諸伏という名前は出てこなくて、 「スコッチ」として登場する。 世良は4年前、赤井秀一と駅で会った。赤井は世良に「帰れ」と言って、世良の切符を買いに行く。 待っている間、赤井の連れの男にベースのドレミを習う。その男は安室らしき男に「スコッチ」と呼ばれていた。 最後の場面で、安室の独白がある。それによれば、「スコッチ」は警視庁公安部の潜入捜査官で、赤井秀一に殺されたということだ。 |
90 | 裏切りのステージ | 6 裏切りの制裁、7 裏切りの行方、8 裏切りの矛先、9 裏切りの真相 | ここではスコッチの死の真相が明らかにされる。 スコッチ(諸伏)とバーボン(安室)は、公安から黒の組織に潜り込んでおり、ライ(赤井)は FBI から潜り込んでいる。 どこかのビルの屋上で、スコッチは、ライに追い詰められて、ライの拳銃を奪い自殺しようとする。ライは拳銃を握ってそれを止める。 ライは自分の正体を明かして、スコッチを逃がそうとする。ところが、誰かが階段を上ってくる足音がして、ライの注意がそれた隙に スコッチは自分の胸を携帯もろとも撃ち抜く。それによって携帯に入っている個人情報を消したのだ。 階段を上がってきたのは、バーボンだった。ライはバーボンに向かって、裏切りには制裁をもって答えたのだ、 自分がスコッチの心臓をぶち抜いたのだと言う。 バーボンは、スコッチが自分で胸を撃ったことに気付くが、ライがそれを止めなかったことを恨む。 |
巻 | 事件名 | Files | 登場人物 | 事件の概要 | 諸伏景光の登場場面 |
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96 | 唇を狙う男 | 4 氷中、5 入替、6 翻弄、7 遺品 |
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鈴木治郎吉が「妖精の唇(フェアリー・リップ)」という宝石(コンクパール)を手に入れ、 怪盗キッドに挑戦状を送る。今度は、長野県警の諸伏高明の入れ知恵で、宝石は氷の柱の中に閉じ込めた。 今回は、小五郎、コナン、蘭、中森警部だけでなく、平次、和葉、諸伏警部が怪盗との知恵比べに加わる。 宝石は、ブローカーの鳥越が貸したものだった。しかし、治郎吉と鳥越が話をしているところに、 山本という女が突然入ってきて、その宝石は祖父母のものだと怒鳴り込んでくる。機動隊員に化けた 怪盗キッドがそれを聞いていて、その夜宝石を盗みに行くというカードを中森警部に渡す。 怪盗キッドは、和葉に化ける。キッド和葉は、氷の部屋に携帯電話を置き忘れたと言って、平次とともに 氷の部屋に入る。すると、氷にシートがかぶさり、煙幕が張られる。煙幕が消え、シートが除去されると、 氷には似たような宝石がたくさん入っているとともに、ドリルで穴があけられていて、「妖精の唇は頂いた」 というキッドのカードが貼ってあった。 コナンはキッドが和葉に化けていることに気付いた。諸伏警部も気付いていた。4時間くらい経って キッド和葉が動き、本当に盗みに来たところを諸伏警部と警察官が包囲する。そこに煙幕が張られ、キッドは姿を消す。 諸伏警部もそれを予想していたが、わざと逃がしたようだった。キッドが「妖精の唇」を本当の持ち主の山本の許に返すと わかっていたからだ。期待通り、キッドは山本に宝石を渡した。鳥越が本当の持ち主ではないことも判明した。 |
諸伏高明警部が警視庁に来ていたのは、自分宛らしい封筒を確認するためだった。 事件後、高明が確認したところ、それはたしかに高明宛のもので、中には穴の開いたスマートフォンが入っていた。 それで高明は、弟の景光(ひろみつ)がどこかに潜入していて命を落としたことを悟った。差出人は「0」と書いてあった。 読者はそれで安室(降谷零)だとわかるが、高明はそれが誰だか知らない。 |