スマホアプリ「名探偵コナン」で出された、警察学校組特集。警察学校組というのは、 降谷零(安室透)、松田陣平、萩原研二、諸伏景光、伊達航を指す。以前にも、 同様の特集があり、取り上げられているエピソードも半分以上同じものである。全部のエピソードをすでに 読んでいるので、ここでは警察学校組が出てくる場面にのみ注目してまとめる。
著者 | 青山 剛昌 |
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シリーズ | 少年サンデーコミックス |
発行所 | 小学館 |
電子書籍 | |
掲載時期 | 2020/11/06--2020/11/24(公式アプリ) |
入手 | 名探偵コナン公式アプリ |
読了 | 2020/11/24 |
スマホアプリ「名探偵コナン」で出された、警察学校組特集。警察学校組というのは、 降谷零(安室透)、松田陣平、萩原研二、諸伏景光、伊達航を指す。以前にも、 同様の特集があり、取り上げられているエピソードも半分以上同じものである。全部のエピソードをすでに 読んでいるので、ここでは警察学校組が出てくる場面にのみ注目してまとめる。
巻 | 事件名 | Files | 以前の読書録 | 警察学校組の登場場面 |
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36 | 悪意と聖者の行進 | 5 悪意の中の行進、6 ビデオの中の証拠、7 爆弾犯の狙い |
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爆破予告があったということで、警察官が変装して東京スピリッツの優勝パレードに出ている。 その中の高木刑事の変装した姿が松田陣平によく似ていた。それで、佐藤刑事が動揺する。 松田を知らなかった高木刑事は驚くが、周囲の警察官に松田について少し教えられる。 高木刑事の車が爆破されたことも、佐藤刑事に松田のことを思い出させた。 |
36, 37 | 揺れる警視庁 1200 万人の人質 | 8 帰らざる刑事、9 消せない記憶、10 赤い罠、11 この世で一番…、1 バイバイ… | 佐藤刑事が 3 年前の松田陣平のことを思い出す。 松田は、警備部機動隊の爆発物処理班に所属していたが、11 月 1 日、捜査一課強行犯係に配属が変わり、 佐藤美和子が教育係となる。4 年前の 11 月 7 日に松田の親友の萩原が爆弾事件で殉職したという。 11 月 7 日、警視庁に謎めいた爆破予告が届く。松田は、爆破の場所を杯戸町の観覧車と推理し、 爆弾の処理に向かう。爆弾の液晶パネルに犯人のメッセージが現れる。それによると、爆発の 3 秒前に もう一つの爆発のヒントをパネルに表示するという。松田は、爆弾の解体をあきらめ、 もうひとつの爆発が米花中央病院だというメールを佐藤刑事に残して殉職する。メールの追伸に「あんたの事 わりと好きだったぜ」と書かれていた。 佐藤は松田の別の言葉も思い出す。佐藤が殉職した父親の形見の手錠を持っているのを見て、松田はホォと言った。 佐藤が松田に、そんなものを持っていないで吹っ切れと言いたいのだろ言うと、松田は 「忘れるこたぁねーよ…あんたが忘れちまったらあんたの親父は本当に死んじまうぜ?」と言った。 |
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76, 77 | 命を賭けた恋愛中継[中継開始/絶体絶命/現場突入] | 9 高木刑事からの贈り物、10 ワタル・ブラザーズ、11 継承された旭影、1 最強の先輩、2 遅くなった墓参り | 高木渉刑事の教育係だった伊達航(だて わたる)刑事が亡くなってから1年が経った。 伊達は、警察学校ではいつも二番だった。一番は安室透だったようだ。 一年前のその日、伊達と高木は徹夜で張り込んで帰る途中だった。 伊達は、高木に見せようとした手帳を落として、それを拾おうとしたとき、居眠り運転の車にはねられた。 瀕死の伊達は、指輪を高木に託した。彼女に渡してくれということだったのだろう。 伊達刑事の彼女は、英会話講師のナタリー・来間だった。伊達は、事故の日の夜、北海道へ行って、 彼女の両親に挨拶をすることになっていた。ナタリーは、伊達の死を知って自殺した。 その両親は、娘の遺体を引き取りに来た時に交通事故に巻き込まれて死んだ。 ナタリーをかわいがっていた笛本隆策が、高木渉のことを伊達航だと勘違いして、ナタリーを捨てた男だと思いこみ、 高木を殺そうとした(これがこの話の本題)。高木は、笛本に伊達のことを話そうと思って北海道に向かい、笛本に拉致された。 高木と佐藤は一月遅れて伊達の墓参りをする。安室透もその直前に墓参りに来ていた。 |
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84 | ギスギスしたお茶会 | 6 ギスギスしたお茶会、7 ゼロ、8 高速の飛沫血痕 | 小五郎とコナンが妃英理の見舞いに杯戸中央病院に来ているときに、安室透が現れる。安室はコナンに「知ってるかな? 楠田陸道って男…」と尋ねる。それに対して、コナンが慌てて「誰?それ…知らないよ?」と答えるのに、安室は 「すごいね君は…」と言う。それは、普通の人なら名前以外の情報を聞き返すのに、すぐ知らないと答えたのはすごい という意味だった。 子供がエレベーターの前でカウントダウンしながら「ゼロ―」と言うのを聞いて、安室は自分の綽名が「ゼロ」だったと言う。 その後の回想シーンで、安室の本名は零であることが読者に明かされる。 安室はコナンとともに推理に参加し、犯人を指摘する。 事件が解決した後、安室は高木刑事に楠田陸道のことを尋ねる。高木の答えによると、 楠田は、爆弾騒ぎの数日前に病院から突然姿をくらまし、彼の車が破損した状態で発見されたという。 車には高速の飛沫血痕が残っていた。[参考:No.174, 175, 176 『赤と黒のクラッシュ』] |
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88, 89 | 仲の悪いガールズバンド | 10 ガールズバンド、11 消された手がかり、1 死角での犯行 |
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喫茶ポアロで、園子が世良と蘭にガールズバンドをやろうと持ちかけている。梓にもギターをやらないかと 持ちかけ、ギターなんか簡単だと大口を叩いていると、近くにいたギター持っている若い男に「んじゃ 弾いてみろよ!」と言われ、何もできないことがバレて嘲笑される。近くにいた安室が上手に弾いてみせて、助け舟を出す。 そこで、JK3人組は安室にコーチをしてもらうことになり、貸しスタジオに行く。そこで事件に遭遇する(これがこの話の本題)。 最初の喫茶ポアロでの場面で、世良は安室に「ボクとどこかで…会った事ないか?」と尋ねるが、安室は否定する。 事件調査の途中で、ギターケースを見て、世良は4年前に赤井秀一と駅で会ったときのことを思い出す。 秀兄と言っているから、赤井秀一は世良の兄であることがわかる。秀兄も連れの男もギターを担いでいた。 連れの男は、スコッチと呼ばれていた。スコッチは、世良にベースのドレミの弾き方を教えてくれた。 本題の事件は、コナン、安室、世良が協力して解決する。 事件解決後、世良は、赤井秀一という兄がいて、FBI の捜査官で殉職したと言う。 最後の場面で、安室は、スコッチは公安の潜入捜査官で、赤井秀一に殺されたと読者に向かって明かす。 スコッチの本名が諸伏景光(ひろみつ)であることは、後のエピソードで明らかになってくる。 |