スマホアプリ「名探偵コナン」で出された、冬特集。 最後のエピソード以外はすでに読んでいるので、それらのエピソードに関しては、冬に注目してまとめる。
著者 | 青山 剛昌 |
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シリーズ | 少年サンデーコミックス |
発行所 | 小学館 |
電子書籍 | |
掲載時期 | 2020/12/15--2020/12/25(公式アプリ) |
入手 | 名探偵コナン公式アプリ |
読了 | 2020/12/24 |
スマホアプリ「名探偵コナン」で出された、冬特集。 最後のエピソード以外はすでに読んでいるので、それらのエピソードに関しては、冬に注目してまとめる。
巻 | 事件名 | Files | 以前の読書録 | 冬に関することなど関連事項 |
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10, 11 | 雪山山荘殺人事件 | 9 吹雪が呼んだ惨劇、10 最後の言葉、11 話すテーブルクロス |
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49 | もう戻れない二人 | 8 戻れない二人、9 密閉された車、10 偽りの愛情 |
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ここで扱われているのは、練炭による一酸化炭素中毒死である。自殺に見せかけて、実は他殺だったというストーリーになっている。
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50, 51 | 平次の思い出 | 8 平次の思い出、9 雪女の計、10 謎のリフト、11 雪女の銀衣伝説、1 吹雪の中の復讐 | 時は三年前で、平次と新一は中学生である。場所は山形県のスキー場となっている。 トリックの一つが、遺体の横に雪の詰まったバッグがあったということである。これは、殺害を自殺に見せかけるための トリックであるとともに、「雪女の銀衣伝説」に結び付けて新一が謎を解くヒントになっている。
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54 | 割れない雪だるま | 3 探偵団の雪ダルマ、4 転落の軌跡、5 破局の雪山 |
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群馬の山の中のロッジの前が事件の舞台だ。夕方には吹雪いてきた。 硬い雪ダルマを作るために、塩をまいているのが一つのポイント。 塩が混ざると、水の凝固点が下がるので、塩がかかった部分は融けるけれども、融けるときに潜熱を奪うので、 周囲の雪の温度が冷えて固くなるという理窟だそうだ。 だが、この理窟だけで固くなることがが説明できるかどうかやや疑問も残る。 温度が低いというということだけだと、雪はいわゆるパウダースノーになってかえって固めるのが難しくなる。 で、北海道では雪を固めるためには、雪に水をかけたりする。それは空隙を埋めるためだ。 ということは、凝固点降下で融けたものが周囲に浸み込んで空隙を埋めることも雪が固くなる理由ではないかと思える。 もともとそれほど気温が低くなくて、雪が水っぽいことが前提なのかもしれない。 さらには、溶解熱の問題もあって、融雪剤の塩化カルシウムは、溶解熱が正なのに対し、 塩(塩化ナトリウム)は負である。ということは、塩が水に溶けると冷える。ただし、この効果は それほど大きくないらしい。 |
巻 | 事件名 | Files | 登場人物 | 事件の概要 | 冬に関することなど関連事項 |
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97 | 暗号に隠された殺意 | 2 探偵の目、3 雪山の山荘、4 泣く子も眠る、5 兄さんみたいに、6 ヤバイ感じが |
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日原泰生を名乗る人物から小五郎が依頼を受けたので、小五郎、コナン、安室透、脇田兼則の4人で長野の山奥の潰れた教会に向かう。 依頼状によれば、ある人物が二か月前にその教会で首を吊って死んだらしいのだが、自殺の理由が不明であった。 それで、依頼内容は、遺体の足元に落ちていた暗号を解いて、その死の謎を解いてくれというものだった。 教会に着いてみると、高校の同級生だという5人の人物がいた。彼らによると、二か月前に日原泰生(ニッチ)が首吊り自殺をして、 これからお別れの会をやるという。突然、大きな音がして、外へ出てみると、駐車場が崩れて、車が全部谷底に落ちていた。 礼拝堂の扉に日原の名前で、9人それぞれが別々の部屋に行って「弔いの言葉」を集めろという指示が書かれた紙が貼ってあった。 「弔いの言葉」は暗号が書かれた紙だった。和田だけが1時間たっても帰ってこない。和田が担当のトイレに行ってみると、 和田が死んでいた。額に矢が刺さっていた。 この後は、危険ということで皆二人一組で行動するようになる。藤出+古浦、川崎+西野、安室+コナン、小五郎+脇田のペアができた。 ガラスが割れたような音がしたので、川崎+西野が見に行く。すると、川崎が何かのメールを見て風呂場に一人で走って行ったと西野が言う。 叫び声がして行ってみると、川崎が青酸系の毒物で死んでいた。しかし、彼が飲んだらしい水には青酸は入っていないようだった。 藤出がメールで西野に屋根裏に呼び出される。それが罠だと気づいたコナンらは後を追う。西野は、藤出に罪を着せて 自殺しようとしていた。犯人は西野だった。動機は、高校のとき野球の試合で、和田、川崎、藤出がわざと負けて、 それを信濃大学進学のための密約だと思ったため。しかし、わざと負けたのは本当だったが、その理由は日原の肩を 心配してのことだった。暗号は、野球に関係したもので、藤出を犯人に仕立てるための細工だった。 |
舞台は雪の舞う長野の山奥である。連続殺人が、その寒々とした夜に起こる。 事件と平行して、長野県警の諸伏高明は、弟の景光の遺品のスマートフォンを送ってきたのが、事件現場にいる 降谷零(安室)だったことに気付く。(No.294『唇を狙う男』参照) |