名探偵コナン 桜エピソード特集

• 11～12巻（概要）

小五郎、蘭、コナンが宿とすることにした山泥寺（さんでいじ）は、崖に建てられていて、すぐ横に滝がある。 外の廊下には、滝の水に流されてきた桜の花びらが落ちていた。

天永和尚が修行の間で首を吊って死んでいるのが見つかった後、コナンは外の廊下のスノコの裏に 桜の花びらがたくさん付いているのを見つける。そのスノコは、修行の間の上の窓のすぐ近くにあった。

コナンは、その桜の花びらがどうして付いたのかを推理した。犯人の秀念は、スノコの隙間をガムテープで埋めて 裏返し、欄干に掛けることで、滝の水を窓から修行の間に導いたのだった。そのガムテープを剥がした跡に 桜の花びらが付いてしまったというわけだ。

• 65～67巻（概要）

白鳥警部が小学校の頃の思い出を語る。本屋で参考書を選んでいた時、万引きの場面に出くわす。 女の子が男二人に「わたし、見たんだから‼あんた達が漫画本を服の中に入れてるトコ！」と言って、突き飛ばされる。 それを小学生の白鳥が助ける。白鳥が帰ろうとしたところ、さっきの女の子がコーラをお礼として持ってくる。 コーラには、ストローの包み紙で作った桜の輪がかけてあった。桜は警察のマークだった。それで白鳥は刑事になったのだった。

事件後、歩美がストローの包み紙で作った桜の輪を白鳥警部の手首にかける。歩美は、桜は警察のマークだから、 正義の花だと言う。歩美は、小林先生から教えてもらったと言う。

• 67～69巻（概要）

花火大会の日に起こった事件だから、季節は夏と考えられる。元太もランニングシャツを着ている。 なので、桜の季節というわけではない。No.200『白鳥警部、桜の思い出』の続編だから「桜」という話である。

小林先生は、自分が佐藤刑事に似ているから、白鳥警部は自分のことが好きになったのだろうと誤解をする。 白鳥警部は誤解を解こうと、小学生の頃の思い出話をするが、「勇敢なあなたの姿」と言ってしまったので、 小林先生はそれは佐藤刑事のことだろうと思い、ますます話がこじれる。

コナンの推理のおかげで犯人がつかまる。犯人が正当防衛だったと主張したところで、白鳥警部が 刑法第 36 条の説明をして、それが正当防衛にあたらないと言う。それを聞いていた小林先生は、 ようやく小学校の時の本屋での出来事を思い出す。

以後、小林先生は白鳥警部に手作り弁当を作ってあげるようになる。

• 79～81巻（概要）

これは、とある神社における春の花見が舞台の事件である。少年探偵団、阿笠博士、ジョディが花見にやってきて 殺人事件に巻き込まれる。

桜自体はストーリーの中でそれほど重要な役割を果たさない。花見でおおぜいの客がいたということが重要で、 その中には花見客に変装した安室（＝バーボン）とベルモットもいた。安室は、ジョディに銀行強盗事件 (No.197『探偵団vs.強盗団』) のことを話し、赤井秀一のことを思い出させる。ジョディは、思わず 赤井秀一が No.175『赤と黒のクラッシュ』で缶コーヒーを落としたことを語ってしまう。