名探偵コナン ピックアップエピソード特集

• 沖田総司
• 垂見篤史
• 面谷峰男
• 胴口規之
• 小手川峻
• 袴田正通
• 糟屋有弘
• 福島俊彰
• 片桐真帆
• 脇坂重彦
• 加藤祐司

概要はすでに書いたので、 ここでは、事件が起こった場所を確認しておく。

前半の事件の舞台は、浪花中央体育館である。これは現実には存在しない。現実にある似た名前の体育館は 「大阪市中央体育館」だが、ここはたぶんモデルではない。というのも大阪市西部の港区にあるからだ。 話の中では、新大阪から東尻行のバスで７つめのバス停ということになっている。バス停で７つめというと そう遠くはないから、大阪北部でないといけない。東尻は架空の地名だが、No.54『浪速の連続殺人事件』で出てきており、 大阪東部と推測すれば、 体育館は大阪北東部のどこかであろうということになる。

後半の事件の舞台は、言わずと知れた大阪城である。最後の場面が、大阪城の近くの廃工場だが、 大阪城から歩いて行ける範囲という以上の場所の情報は無い。

２つの事件を組み合わせたこの特大バージョンは 2002 年年始のテレビ特別編用。 コナンシリーズでは時々あるパターンである。服部平次が大活躍をする。

前半の事件は、服部平次が解決する。平次が犯人を追い詰めて、最後は卓越した剣道の腕で犯人を仕留める。 コナンは、事件の最後の方でようやく現場に到着することになっていて、事件解決の上での活躍の場はあまり無い。

後半の事件では、平次とコナンがほぼ行動を共にし、推理も共にする。しかし、最後の大捕物の主役は 服部平蔵大阪府警本部長だった。平蔵は息子の平次を叱ることで、平次の頭に血を昇らせ、危険な犯人追跡を するように仕向ける。それを隠れ蓑にして手下を大勢連れて大捕物を行った。警官をたくさん連れて行くと 目立つので、糟屋の注意を平次に向けさせて、注意を逸らしたのだった。

• 剣崎修
• 草野薫
• 岳野ユキ
• 星野輝美
• 間熊篤

概要はすでに書いたので、 ここでは、結果的に起こったことをまとめておく。

剣崎と薫の婚約パーティーは、薫と星野と剣崎がでっちあげたもので、目的は間熊に薫へのプロポーズをさせることにあった。 間熊は控えめな人物なので、それは失敗しかけたが、剣崎が好きな星野が、そんなこととは露知らず、薫を殺そうとしてしまう。 薫は病院送り、ついていった間熊が薫のことを「失いたくない大切な人だ」と言ってくれたため、薫は間熊と結婚宣言をするに至る。 このことで、結果的にはパーティーの目的は達せられた。

沖野ヨーコがからむ事件の一つ。沖野ヨーコが事件にまともに巻き込まれるエピソードとしては、 No.3『アイドル密室殺人事件』以来２作目だと思う（アニメオリジナル版を除く）。

複数のネット情報によると、沖野ヨーコの名前の由来は、漫画家の沖野ヨーコとのこと。

• 後藤善悟：ボディガード
• 秋津益彦：使用人
• 瀬戸瑞紀：メイド

概要と コナンの推理のポイントの一つはすでに書いたので、 ここでは、鈴木治郎吉が怪盗キッドから知恵を借りて警察を屋敷から追い出した手口をまとめておく。

治郎吉は、中森警部に茶木警視と会食の約束があると言って外出する。そして、車のキーを左手で投げて後藤に渡す。 その後、茶木警視が屋敷にやってきてそんな約束は無いと言い、さらに、瀬戸が、治郎吉がクローゼットの中で縛られて 眠らされていると告げる。その上、金庫の扉にはキッドの「狸の腹の中 確かに探らせて頂きました」というカードが 貼ってあった。そこで、中森警部は、外出した治郎吉がキッドの変装だと思い込んで、手下を引き連れて治郎吉（実は本物）を追うことになった。

実際は、瀬戸がキッドの変装で、クローゼットの「治郎吉」は秋津を変装させたもの、キッドはまだ金庫を開けておらず、 警察が居なくなってから金庫の解錠に取り組んだのであった。

鈴木治郎吉が怪盗キッドに頼み込んで、金庫を開けてもらうという珍しい回。

• 爆弾男
• 瀬田（旧姓丸岡）麻衣

概要と 安室と赤井の動きについてはすでに書いたので、 ここでは黒の組織の動きをまとめる。

冒頭で、ジンとウォッカが、赤井秀一似の男が米花町の近くに現れたと話をしている（No.197『探偵団vs.強盗団[騒然／沈黙]』）。

キャンティは、赤井似の男が米花百貨店から出てくるのを狙撃しようと狙っている。ジンは、赤井似の男が本当に赤井だったら キールを殺すと言っている。コルンは地下出口を見張っている。コルンからの連絡で、百貨店の中で何事か起こっていることにジンは気付く。

爆弾男事件が片付いて、百貨店の客が出てくる。キャンティはその中に赤井似の男を見つけ、照準を定める。 そのとき、ジンは、ベルモットから赤井似の男は彼女が変装させたバーボンであることを聞いたようだ。 そこで、ジンは仲間を連れて引き上げることにする。

雪山遭難事故の事件と黒の組織の動向が交錯する回。で、赤井秀一をめぐるレギュラー登場人物が勢揃いしている。 コナン、蘭、小五郎、FBIのジョディとキャメル、赤井秀一似の男（安室透＝バーボンの変装）、沖矢昴（赤井秀一の変装）、 黒の組織のジンとウォッカ、キャンティ、コルン、キール（水無怜奈）、ベルモット。

• 浦川芹奈：樫塚圭と名乗った女
• 豊北倫子
• 降屋栄絵
• 手川隆代

概要や探偵たちの活躍についてはすでに書いたので、 ここでは、コナンが豊北、降屋、手川の中から銀行強盗犯が手川であることを見抜いた推理についてまとめておく。

防犯カメラに映った強盗犯の映像から、追っている犯人が左利きだとわかる。豊北の家の食器などの様子から、豊北は右利き、 降屋も鍵を右手で開けたので右利き、手川はデスクの文房具の置き方から左利きだとわかる。そこから手川が犯人だと見当がつく。 さらに、携帯電話の電源を切っていたのは、警察が樫塚の電話帳を見て自分に電話をかけてくるのをおそれていたからと推理。 牛丼のゴミがたくさんあったのは、盗んだ金を自動販売機で使いたかったからと考えられる。

探偵勢揃いの豪華回。ここでは世良の動きをまとめておく。

蘭が「樫塚圭のマンション」にいるとき、世良が電話をかけてくるが、安室は盗聴されていると気づき、電話をすぐに切ってしまう。 その後また電話がかかってきた。そのときは「樫塚圭のマンション」で死体をみつけた後だったので、蘭は世良に状況を話す。 そこで、世良はそこに行くことにする。しかし、そこに着く直前に、蘭、安室、小五郎は部屋を出ており、行き違いになった。 世良はそれに気づいて、安室の車を追う。

安室が自分の車を浦川、手川、コナンが乗っている車にぶつけると、すかさず、世良はバイクを手川にぶつける。

概要と 園子の手品についてはすでに書いたので、 ここではレッドダイヤモンドについてまとめておく。

ダイヤモンドに赤い色がつくというのは不思議な話で、 Wikipedia 英語版や geology.comによると、 塑性変形による格子欠陥による色だとのこと。変形によって八面体方向に平行にすべりが生じて、それが色の原因。 人工的に高エネルギー粒子を当てて作ることもできる。

珍しいので非常に高価なものであるらしい。おもな産地は、オーストラリアの Argyle 鉱山。

怪盗キッドが世良真純に変装するという回。

概要と 感熱紙についてはすでに書いたので、 ここでは、沖矢昴の役割についてまとめておく。

宅配業者クール便の荷台に閉じ込められたコナンは、安室透と沖矢昴に助けを求める。安室の方が本筋だが、 沖矢にも気付いてもらうようにしている。阿笠博士宛になっているケーキの包みを「工藤様方阿笠博士」宛にして 伝票の一番下にある受取人控えに窮状を書いておいた。事態を理解した沖矢は、運んできた業者に携帯電話を集荷させる。 コナンはそれを開いて警察に電話しようとしたところを悪徳集配人に見つかり、窮地に陥る。そこへ、安室が現れて 助けたのを、沖矢は窓から見守っていた。

三毛猫の「大尉」が初登場する回（２回目は No.250『招き三毛猫の事件』）。名前の由来は、 喫茶「ポアロ」によく来るということから、ヘイスティングス大尉の「大尉」としたもの。

安室透と沖矢昴が出てくるが、二人は出会わない。

• 比護隆佑：ビッグ大阪のサッカー選手
• 飛鳥悌耶：イタリアンレストランオーナー
• 山田晃通：ソムリエ
• 伴場嶺子：ウエイトレス
• 鴻江保人：ウエイター

比護隆佑と沖野ヨーコの熱愛報道が流れた。ショックを受けた灰原と小五郎は、共同で素行調査をすることにした。 とりあえず、灰原、小五郎、コナン、蘭が比護の高校の先輩がやっているというイタリアンレストランに行って見ると、 偶然問題の二人がいた。しかし、来るはずの店主がなかなか来ない。そこで、店の人々と比護、沖野は、店主を探しに行く。

沖野の悲鳴がしたので、皆がそちらの方に行くと、地下倉庫で店主の飛鳥が頸動脈を切られて死んでいた。

犯人は山田だった。山田は似非ソムリエで、ラベルを偽造した安ワインを高値で出していた。それが店主の 飛鳥にバレて、訴えられそうになったので、殺したのだった。いろいろアリバイ工作をして、比護と沖野に罪を着せようと していたが、コナンにはバレてしまった。

灰原が比護の大ファン、小五郎が沖野ヨーコの大ファンなので、熱愛報道に異色コンビが成立。 灰原「比護隆佑と沖野ヨーコの素行調査…依頼するわ!! もちろん無償で!!」小五郎「よーし、引き受けたァ!!」。 二人とも事件そっちのけで比護と沖野の関係を聞き出そうとする。

結局、比護と沖野は、高校の恩師に退職記念品をあげるのに飛鳥にメッセージを書いてもらおうと思って、 飛鳥のレストランに来ていたことが最後にわかる。

• 大積明輔：米花大学３年生
• 山下唯：米花大学３年生、大積の彼女
• 安斉典悟：米花大学３年生
• 永塚稔：米花大学３年生
• 伊織無我：和田進一と名乗った客、実は大岡家執事
• 大岡紅葉

平次と和葉が銀座のイルミネーションを見に東京にやってくる。蘭と和葉が小五郎のために夕食を作っている間、 平次とコナンは喫茶ポアロで暇潰しをすることになった。

米花大学の演劇サークルの人々が誕生会のために喫茶ポアロにやってくる。まず、大積が来て、席に荷物を置いた後、 トイレに行く。その後、山下、安斉、永塚がやって来る。安斉がパソコンを使おうとして、電源をつなぐと、 電気が消えた。ショートする細工がしてあったのだ。安斉の叫び声が聞こえて、ブレーカーを上げると、 安斉が背中を刺されていた。安斉は救急車で運ばれ、一命を取りとめた。

犯人は大積だった。自分の彼女である山下と安斉が仲良くしているのを見て腹を立てたのだった。 しかし、山下と安斉は腹違いの兄妹だということがわかる。安斉の父親が代議士だったので、周囲には隠していたのだった。

大岡家の執事の伊織無我が初登場する回。大岡家の紅葉が、平次を未来の結婚相手と勝手に決めており、 伊織は平次の素行調査をしている。

伊織は、和田進一と名乗っている。和田進一は、明治時代に毎日新聞でシャーロック・ホームズの翻案が連載されたときの ワトソンの翻案名なのだそうである。このときシャーロック・ホームズは小室泰六だったそうで。